エネルギー大手の独ユニパーは10月31日、グリーンアンモニア製造の米ファースト・アンモニアと協業すると発表した。米テキサス州ビクトリア湾でグリーンアンモニアを製造。ユニパーが顧客に供給し、脱炭酸の取り組みを支援する。
グリーンアンモニアの生産ではまず、再生可能エネルギー電力を用いて水を電気分解し水素を製造。これに窒素を加えてアンモニアに加工する。2026年の操業開始を予定している。生産規模は明らかにしていない。モジュール方式を採用するため、需要に応じて生産能力を柔軟に拡張できる。
水素製造には固体酸化物形電解セル(SOEC)技術を用いたデンマーク企業トプソー(Topsoe)の電解槽を投入する。従来の電解槽に比べ電力消費量が30%少ないため、コスト削減につながる。