独機関士労組GDLはクリスマスの期間中は鉄道ストライキを控える意向だ。クラウス・ヴェゼルスキー委員長が地方紙『ライプツィガー・フォルクスツァイトゥング』に明らかにしたもので、「GDLがクリスマス期間中にストを実施したことはこれまでない。今年も行わない」と明言した。
GDLとドイツ鉄道(DB)の労使協定は10月末で失効した。これを受け新協定締結に向けた交渉が開始されたものの、GDLの要求とDBの回答は隔たりが大きく、合意の見通しは全く立っていない。
GDLはDBに圧力をかけるため、15日から16日にかけて20時間の警告ストを実施。ダイヤを大幅に混乱させた。
17日には無期限スト入りの是非を問う組合員投票の実施方針を表明した。75%以上の組合員が賛成票を投じれば本格的なストを実施できるようになる。GDLは好戦的な労組であることから、これまではクリスマス期間中にストを敢行するとの懸念があった。