セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を6.5%で据え置くことを決めた。金利
据え置きは7会合連続。インフレ鈍化の持続が見込まれるなか、現行の金利水準を
維持して効果を見極める。 12月のインフレ率は前月から0.4ポイント減の7.6%と
なり、9カ月連続で低下した。食品価格の上昇鈍化が大きい。今後について中銀
は、インフレ率は下降傾向が続き、年央に目標範囲内に戻り、年末までには目標値
の3%まで下がると予想する。
中銀は声明で、インフレ圧力は世界的に緩和に向かっており、国内のインフレ率も
低下基調にあると指摘。パレスチナ情勢や紅海の商戦攻撃も製品輸入に影響を及ぼ
してはいないことから、インフレ率を確実に押し下げるため金利を高水準に保つこ
とを決めたと説明した。