独鉄鋼業界団体シュタールが21日に発表した2月の粗鋼生産高は前年同月比4.4%増の
312万4,000トンに拡大した。増加は2カ月連続。生産高の水準自体は依然として低い
ものの、安定化の兆しが出てきた。
高炉鋼が5.1%増の214万8,000トン、電炉鋼が2.7%増の97万6,000トンに拡大した。
銑鉄は6.4%増の203万トン、熱間圧延鋼材は8.4%増の284万8,000トンだった。
1〜2月の粗鋼生産高は619万4,000トンで、前年同期を4.6%上回った。高炉鋼は4.3%
増の435万5,000トン、電炉鋼は5.6%増の183万9,000トン。銑鉄は5.5%増の408万ト
ン、熱間圧延鋼材は7.3%増の556万7,000トンとなっている。