機械業界の新規受注、2月は-10%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日に発表した独業界の2月の新規受注高は物価調整
後の実質で前年同月を10%下回った。VDMAのチーフエコノミストは「経済学者は下
半期の景気好転を予想している」としながらも、機械業界に景気循環の波が到来す
るには時間がかかるとして、新規受注の低迷は当面続くとの見方を示した。インフ
レ率の低下が続いていることについては好ましい傾向だと述べた。
国内受注が11%、国外が同10%減少した。国外はユーロ圏(ドイツを除く)が15%
減、ユーロ圏外が8%減だった。
新規受注を特殊要因による統計のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、12〜2月
は前年同期を実質8%下回った。国内が11%、国外が7%減少。国外はユーロ圏が
15%減、ユーロ圏外が4%減となっている。

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