軌道上サービス自動化技術のブラックスワン、76万ユーロ調達

軌道上サービスの自動化技術を開発するリトアニアのブラックスワン・スペースは
8日、プレシードラウンドで76万ユーロを調達したと発表した。資金は開発に投入
し、数年以内に宇宙空間での実証試験を行う意向だ。
ブラックスワンは2019年以来、欧州宇宙機関(ESA)や民間企業と提携し、燃料補
給や宇宙ごみ(スペースデブリ)除去など軌道上サービスの自動化技術の開発に取
り組んでいる。ビジョンベース・ナビゲーションで複雑な状況下でも宇宙船の自律
操縦を可能にするほか、ミッションのデジタルツイン「ミッション・デザイン・シ
ミュレーター」を提供し、実際に近い形で計画を実験でき
るようにしている。
今回の資金調達では、軍民両用技術に投資するリトアニアのスケールウルフがリー
ドインベスターを務め、リナス・サルガウティス氏(ナノ・アヴィオニクスの共同
創業者)、レモネードスタンド(エストニア)、バルティック・サンドボックス・
ベンチャーズ(リトアニア)、シリアル起業家のヴラダス・ラシャス氏が出資し
た。

ブラックスワン・スペース社ホームページ
https://www.blackswan.ltd/

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