アンモニアの相互供給でユニパーとSKWピーステリッツが協業

エネルギー大手の独ユニパーと同国最大のアンモニアメーカーであるSKWシュティッ
クシュトッフヴェルケ・ピーステリッツは22日、アンモニアとその他の水素誘導体の
分野で協業合意したと発表した。供給・生産・物流で相互支援を行う。
共同声明によると、SKWピーステリッツは持続可能な製法で作られたアンモニアをユ
ニパーに供給。ユニパーは中・長期的にグリーン水素とブルー水素をSKWピーステ
リッツに供給する。
両社は輸入でも協力する。SKWピーステリッツはユニパーが独ヴィルヘルムスハー
フェン港に開設予定のアンモニア輸入ターミナルを通してグリーンアンモニアを輸
入。ユニパーはSKWピーステリッツの親会社であるチェコ化学大手のアグロフェルト
が欧州の港湾に持つ輸入キャパシティを利用する。
両社の協力範囲には物流、生産の拡大、アンモニアの水素への転換も含まれる。
今回の協業により、SKWピーステリッツは製品の脱炭素化を進める。ユニパーは持続
可能なアンモニアとその他の水素誘導体を顧客に安定供給できる体制を整える。

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