独フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディは20日、VWグループの提携
先である上海汽車(SAIC)と合弁で電気自動車(BEV)を開発すると発表した。開発
スピードの速い中国企業と組むことで、企画から市場投入までの時間を30%以上短
縮。目まぐるしく変化する同国のトレンドに合致した製品を速やかに販売できるよう
にする。
「アドバンスド・デジタイズド・プラットフォーム」という中国販売車専用のプラッ
トフォームをベースにインテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)を共同開
発する。まずはBセグメントとCセグメントの計3モデルを開発。その第1弾を2025年に
市場投入する意向だ。
アドバンスド・デジタイズド・プラットフォームがどのようなプラットフォームなの
かは明らかにされていない。第1弾のモデルを来年に発売することから、既存プラッ
トフォームの改良版と目されている。