上期の再生エネ比率が過去最高の58%に

2024年上半期の独電力消費量2,610億キロワット時(kWh)に占める再生可能エネル
ギーの割合は約58%(暫定値)となり過去最高を更新したことが、バーデン・ヴュル
テンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)と独エネルギー水道産業連合
会(BDEW)の調べで分かった。前年同期比で6ポイント上昇している。BDEWは太陽光
発電設備の新設規模が昨年、過去最高を記録したことが大きいと指摘した。
58%のうち最大の24ポイントを陸上風力が占めた。これに太陽光が14ポイント、バイ
オマスが9ポイント、水力と洋上風力が各5ポイントで続いた。
上期の国内総発電量は2,520億kWhで、前年同期を約5%下回った。原発全廃と化石燃
料価格の高止まりを背景に従来型電力が15%減の1,020億kWhへと後退。再生エネは
25%増の1,500億kWhと大幅に伸びた。

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