卸売物価の下げ幅さらに縮小、6月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局が12日に発表した6月の卸売物価指数(2021年=100)は前年同月
比0.6%減の116.7となり、14カ月連続で低下した。下げ幅自体は前月の0.7%から
縮小。23年5月以降の最小を2カ月連続で更新した。
全体を最も強く押し下げたのは前月同様に化学品で、前年同月を10.9%下回った。
このほか、鉄・鉄鋼(−9.7%)、動物(−5.5%)、データ処理装置と周辺機器
(−5.4%)で下げ幅が大きかった。コーヒー・茶・カカオ・香辛料(+
13.9%)、非鉄金属鉱石・非鉄金属(+12.7%)、古材・残材(+9.7%)、砂
糖・甘味菓子・パン類(+5.8%)、果物・野菜・じゃがいも(+5.6%)、たばこ
製品(+5.1%)は大きく上昇した。
卸売物価指数は前月比では0.3%減となり、4カ月ぶりに低下した。

上部へスクロール