メルセデスの営業利益2割減

高級車大手の独メルセデスベンツが26日に発表した2024年4-6月期決算の営業利益
(EBIT)は前年同期比19.1%減の40億3,700万ユーロと大きく落ち込んだ。利幅の大
きいハイエンドモデルの販売がモデルチェンジとアジア市場の低迷を受けて振るわな
かったことが響いた。売上高は3.9%減の367億4,300万ユーロ、純利益は15.4%減の
30億1,600万ユーロだった。
主力の乗用車部門ではEBITが27億5,600万ユーロとなり、前年同期を28.5%下回っ
た。売上高は3.8%減の271億7,000万ユーロで、売上高営業利益率は3.5ポイント減の
10.1%に低下した。
バン部門は売上高が6.8%減少したものの、EBITは3.0%増の8億3,000万ユーロに拡
大。売上高営業利益率は1.7ポイント増の17.4%に上昇した。
同社は24年12月期の乗用車部門の売上高営業利益率を従来予測の「10〜12%」から
「10〜11%」へと下方修正した。バン部門については「12〜14%」から「14〜15%」
に引き上げている。

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