失業者が増加、季節調整ベースで+1.8万人

ドイツ連邦雇用庁(BA)が31日に発表した7月の失業者数は280万9,000人となり、
前月を8万2,000人、上回った。夏季バカンスと新卒者の失業登録という季節要因の
ほか、景気の低迷が労働市場に波及していることが背景にある。季節要因を加味し
たベースでも1万8,000人増加した。前年同月比では非調整ベースで19万2,000人増
えている。
失業率は6.0%(非調整ベース)となり、前月を0.2ポイント上回った。前年同月に
比べると0.3ポイント高い。
国際労働機関(ILO)基準の6月の失業率は3.4%となり、前月を0.2ポイント下回っ
た。
7月の求人件数は70万3,000件で、前年同月に比べ6万9,000件、減少した。求人指数
BA-X(2015年=100)は前月を2ポイント下回る107。前年同月に比べると12ポイン
ト低い。
7月1日から25日に届け出があった操短計画の対象人数は5万8,000人で、前年同期を
3分の1以上、上回った。

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