ダイムラー・トラックが業績予測引き下げ

商用車大手の独ダイムラー・トラックは1日、2024年12月期の業績予測を引き下げ
た。4-6月期決算の不振を受けたもので、売上高を従来の「550億〜570億ユーロ」か
ら「530億〜550億ユーロ」に下方修正。営業利益(EBIT)も「前期(51億8,000万
ユーロ)並み」から「前期を大幅に下回る」へと引き下げた。
4-6月期決算の売上高は133億2,500万ユーロで、前年同期を4%下回った。欧州とアジ
アでの販売不振が響いた格好で、営業利益(EBIT、調整済み)は18%減の11億6,800
万ユーロに縮小。売上高営業利益率は前年同期の10.3%から9.3%に低下した。
需要低迷を受け同社はドイツの工場で9月から操業短縮を開始する。まずは西南部の
ヴェルトにある工場で実施する意向だ。派遣社員の削減はすでに4月から実施中。正
社員も労働時間口座の貯蓄を取り崩している。

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