独工作機械業界、4-6月期新規受注28%減少

独工作機械工業会(VDW)が22日に発表した独業界の2024年4-6月期の新規受注高は
前年同期を28%下回り、20年10-12月期以降で最低となった。国内受注が13%、国
外が同33%の幅で落ち込んだ。
1-6月期も前年同期比26%減と大幅に落ち込んだ。国内が7%減、国外が33%減だっ
た。マルクス・ヘーリング専務理事は国内の減少幅が相対的に小さいことについ
て、顧客産業の個々のプロジェクトに絡んで大型受注が数件あったことが背景にあ
ると指摘。状況が好転したわけではないと注意を促した。新規受注の低迷と受注残
高の目減りを受け、VDWは24年通期の生産高が前年を8%下回るとの見通しを示し
た。
業界見本市AMB(独シュツットガルト)、IMTS(米シカゴ)、JIMTOF(東京)が受
注改善につながることを期待している。

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