ボスニア・ヘルツェゴビナ企業、初の国産E-スクーターを開発

ボスニア・ヘルツェゴビナの自動車エンジニアリング企業、コア(Core)は22日、
自社開発した電動スクーター「Eスクーター・バイ・コア(E-scooter by Core)」
のプロトタイプを公開した。同国初の国産電動スクーターとなる同モデルは国内開
発の技術と部品のみで製造されている。提携企業の支援を受けて国内に量産工場を
設置する予定だ。
同電動スクーターは最高速度が110km/h、航続可能距離が最大100キロメートル。充
電は一般的なAC110V-220V電源、または公共の充電スタンドを利用できる。物理的
な鍵の代わりとなるコードによる始動や施錠、コネクテッド機能、タッチスクリー
ンなど先進技術を多数搭載する。ニハド・ヴェラギッチ社長によると、工場の開設
から1年以内に首都サラエボで販売を開始し、その後世界に拡大していく。
同社は2011年の設立。サラエボのほか、独ミュンヘン、アラブ首長国連邦のドバイ
にオフィスを持ち、自動車の内外装、ソフトウエアやITを含む開発設計を手掛けて
いる。ロールスロイス、マセラティ、ポルシェ、BMW、MINI、ベントレー、メルセ
デス・ベンツなどの高級ブランドと取引がある。

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