ティッセンの自動車向け部門で人員削減

独複合企業ティッセンクルップの自動車産業向け部門ティッセンクルップ・オート
モティブ・テクノロジーは26日、エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・
オートメーション・エンジニアリングが、エンジンやトランスミッションなどパ
ワートレインに関連する製品の組み立て装置の製造事業を段階的に縮小し、2026年
までに停止すると発表した。車両の電動化を背景に需要が縮小しているうえ、中国
競合との価格競争が激化していることから、同生産からの撤退を決めた。これに伴
い従業員421人を削減する。
パワートレイン関連組み立て装置製造のサービス事業は強化する。需要が増えてい
るためだ。このほか、将来性の高い水素、輸送システムなどの分野も強化してい
く。