製造業受注残高8月は1%減少、下げ基調続く

ドイツ連邦統計局が17日に発表した8月の製造業受注残高指数(2021年=100)は物価
調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで102.6(暫定値)となり、前
月を1.0%下回った。前月は7カ月ぶりに上昇したが、再び下落した。新規受注の減少
を背景に下げ基調が続いている。国内が0.6%、国外が1.1%の幅で縮小した。
部門別では投資財が1.4%、消費財が0.8%減少。中間財は0.6%増となり、2カ月連続
で伸びた。
全体を最も強く押し下げたのは構成比重の大きい自動車で、6.4%落ち込んだ。電気
装置は1.5%増えた。
受注残月(受注残高が売り上げの何カ月分に相当するかに換算)は前月と同じ7.3カ
月だった。部門別の内訳は投資財が9.8カ月(前月9.9カ月)、中間財が4.1カ月(4.1
カ月)、消費財が3.6カ月(3.5カ月)となっている。
8月の受注残高は前年同月比(物価・営業日数調整値)では4.7%減少した。

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