機械業界9月新規受注4%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が31日に発表した独業界の9月の新規受注高は物価調整
後の実質で前年同月を4%下回った。国内受注が16%減少し足を強く引っ張った格
好。VDMAの景気分析担当者は、市場の低迷のほか、政府与党間の争いが絶えず政策の
軸足が定まらないことを背景に企業が投資を抑制しているとの見方を示した。
国外受注は横ばいを保った。ユーロ圏外は1%減少したものの、ユーロ圏が4%増えた
ことから、差し引きでゼロとなった。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、7〜9月は前年同期
に比べ実質1%低下した。国内が9%減少。国外は2%増で、内訳はユーロ圏がマイ
ナス1%、ユーロ圏外がプラス3%だった。
1〜9月の新規受注高は実質8%落ち込んだ。国内が15%、国外が5%減少。ユーロ圏
は4%減、ユーロ圏外は8%減だった。

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