チェコの再生可能エネルギー事業者、レゾルブ・エナジー(Rezolv Energy)は30
日、ブルガリアでメガソーラー(大規模太陽光発電所)を着工した。完成後の発電
能力は最大229メガワット(MW)と、同国を含むバルカン半島全体で最大級。来年
中の送電網への接続を目指す。
ブルガリア北東部シリストラにある空港跡地に建設する。敷地面積は165ヘクター
ル。結晶シリコンの両面太陽光パネル約40万枚で構成され、年間313ギガワット時
(GWh)を発電する。30年以上の稼働期間を想定している。
レゾルブ・エナジーはこれに先立つ9月、ブルガリア初となるバーチャル電力購入
契約(VPPA)をガラス容器大手アルダーグループ(ルクセンブルク)と結んだ。契
約期間は12年間、年間発電量は110GWh。2026年4月からの電力供給開始を予定す
る。
同事業は国際金融公社(IFC)と墺ライファイゼンバンク・インターナショナル
(RBI)から9,000万ユーロの融資を受ける。