企業景況感11月は悪化

Ifo経済研究所が25日に発表した11月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は85.7
となり、前月を0.8ポイント下回った。前月は5カ月ぶりに上昇したが、11月は再び下
落へと転じた。クレメンス・フュスト所長は「ドイツ経済には勢いが欠ける」と指摘
した。
現状判断を示す指数が1.4ポイント減の84.3と大きく低下した。今後6カ月の見通しを
示し期待指数は0.1ポイント減の87.2だった。
景況感を部門別でみると、製造業では低下した。現状判断がやや悪化。期待指数はや
や増加した。受注の減少が続いている。
サービス業の景況感は大きく悪化した。現状判断が特に大きく落ち込んだ。
流通業の景況感は2カ月連続で改善した。現状判断と期待指数がともに上昇してい
る。数値の水準自体は極めて低い。
建設業の景況感指数は大きく落ち込んだ。現状判断と期待指数がともに悪化した。

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