独電気電子工業会(ZVEI)が13日に発表した同国電機業界の11月の新規受注高は前年
同月を0.7%下回った。前月は当初発表の1.8%増から横ばいに下方修正されており、
長期化する低迷からの出口は見えてこない。
国内受注が9.8%減り、足を強く引っ張った。国外は7.8%増加。ユーロ圏外が15.1%
増と大きく伸び、3カ月連続で拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)は4.8%減だっ
た。
1〜11月の新規受注は前年同期を8.5%下回った。国内が11.0%、ユーロ圏が7.9%、
ユーロ圏外が5.6%の幅で落ち込んだ。
11月の業界生産高は物価調整後の実質で前年同月を9.2%下回った。1〜11月も前年同
期比で9.3%低下した。
12月の生産計画(先行き3カ月)で「拡大」を予定する企業の割合から「縮小」の割
合を引いた数(ディフュージョン・インデックス=DI)は前月のマイナス13ポイント
からマイナス16ポイントへと低下した。受注不足を背景に生産減予定の企業が生産増
予定の企業をこれまでに引き続き大きく上回っている。
11月の業界売上高は前年同月比4.3%減の196億ユーロに縮小した。国内が7.3%、
ユーロ圏が4.1%、ユーロ圏外が0.1%減少した。
1〜11月の業界売上高は前年同期比6.3%減の2,046億ユーロ。内訳は国内が7.2%減の
977億ユーロ、ユーロ圏が5.9%減の383億ユーロ、ユーロ圏外が5.4%減の686億ユー
ロだった。
12月の業界景況感指数(DI)は前月のマイナス17ポイントからマイナス24ポイントへ
と落ち込んだ。現状判断を示す指数がマイナス22ポイントからマイナス28ポイント、
今後6カ月の見通しを示す期待指数がマイナス11ポイントからマイナス19ポイントへ
とともに悪化した。
12月の輸出期待指数(DI、先行き3カ月)はプラス4ポイントとなり、前月を2ポイン
ト上回った。改善は2カ月連続。輸出の増加を見込む企業が減少を見込む企業を上
回っている。昨年9月末以降、ユーロ安ドル高が進んでいることが背景にある。