ドイツ連邦統計局が30日に発表した5月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比プラス2.0%となり、インフレ率は昨年10月以来の水準まで下がった。サービスの上げ幅が0.1ポイント減の3.3%、物品が同0.1ポイント減の0.8%に縮小した。
物品ではエネルギーが3.5%低下。食料品はプラス2.0%となったものの、上げ幅は前月を0.8ポイント下回った。価格が大きく変動しやすいエネルギーと食料品を除いたコアのインフレ率も前月を0.1ポイント下回る2.7%に低下した。
消費者物価は前月比では変動がなかった。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が2.0%、前月比が0.1%。前月はそれぞれ2.1%、0.2%だった。