モビス、スロバキアのブレーキ工場を稼働

韓国の自動車部品大手モビスは12月17日、スロバキアのジリナに建設していたブレーキシステム工場が完成したと発表した。投資規模は約500億ウォン。新工場は年60万台分のブレーキシステムを生産する能力を持つ。

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新工場はモビスがジリナに持つモジュール工場内に建設された。面積は3,170平方メートルで、キャリパーからドラムブレーキ、ブースターおよびブレーキマスター、パーキングブレーキまでを一貫生産できる。

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従来はこれらの部品を韓国の昌原工場で生産し、完全ノックダウン方式(CKD)でモビスのスロバキアおよびチェコのモジュール工場で組み立てた後、現代自動車や起亜自動車の欧州工場に供給していた。

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モビスは欧州工場での現地生産により、物流コストを削減してコスト競争力を強化するほか、品質対応や生産の柔軟性などで現地の状況に迅速に対応できる体制を構築する。また、フォルクスワーゲンやBMW、ルノーなど欧州の完成車メーカーからの受注獲得にも意欲を示している。

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