エクソンがアントワープ製油所に10億ドル投資、ディーゼル油増産へ

石油大手の米エクソンモービルは2日、ベルギーのアントワープにある製油所に10億ドルを投じて拡充し、ディーゼル油を増産する体制を整えると発表した。欧州の製油市場は安価な米国、アジア製品に押されて厳しい状況にあり、製油所の閉鎖が相次いでいるが、エクソンモービルはディーゼル油の需要は長期的に増えるとして、追加投資に踏み切る。

アントワープ製油所の精製能力は32万バレル/日。エクソンモービルは同施設内に重質油熱分解装置を投入し、高硫黄原油からトラック、船舶用のディーゼル燃料を精製する。

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