ドイツ経済ニュース速報

独検察がボッシュに過料命令、排ガス不正で

独シュツットガルト検察当局は23日、自動車部品大手のボッシュに総額9,000万ユーロの過料支払いを命じたと発表した。

同社が顧客の自動車メーカーに販売したディーゼルエンジン制御装置などに排ガスを不正に操作するソフトウエアが部分的に含まれていたため。

これらの機能は顧客メーカーの社員が開発したもので、ボッシュが会社ぐるみで関与することはなかったが、違法行為を防げなかったことから監督義務違反を認定された。

東欧経済ニュース速報

鹿島がポーランドの学生寮開発会社を取得、欧州で初の企業買収

鹿島建設は24日、ポーランドの学生寮開発最大手ステューデント・デポ(Student
Depo、ワルシャワ)を買収したと発表した。

ステューデント・デポは6つの学生寮(うち2つは建設中)を運営する。

ポーランドは学生数が増加する一方、学生寮は老朽化した公共建物が中心で、質量

ドイツ経済ニュース速報

アウディが電動車攻勢、25年までに30モデル以上を投入

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディは23日の株主総会で、2025年までに電動車のモデル数を30以上に拡大する方針を明らかにした。

25年までに投入するEVは20モデルを予定している。

CO2の排出量を差し引きでゼロにする「カーボンニュートラル」を全世界のアウディ工場で25年までに実現するとしている。

ドイツ経済ニュース速報

対米中輸出が増加

米国と中国向けの輸出が第1四半期(1〜3月)に拡大した。

伸び率はともに同期の独輸出成長率(2.5%)を上回った。

独商工会議所連合会(DIHK)の役員は、米中向けの今年の輸出が好スタートを切ったと述べる一方で、両国の通商摩擦は解決していないと指摘。

ドイツ経済ニュース速報

工作機械業界の受注、第1四半期は21%減少

独工作機械工業会(VDW)が22日発表した独業界の第1四半期(1〜3月)の新規受注高は前年同期比21%減と大幅に落ち込んだ。

VDWは4月の時点で同13%減としていたが、今回、大幅に下方修正した。

第1四半期の業界売上高は前年同期比で6%増加し、14年半ば以降で初めて受注高を上回った。

ドイツ経済ニュース速報

精銅大手アウルビスがリサイクル企業買収

精銅大手の独アウルビスは22日、非鉄金属のリサイクルを手がけるベルギー、スペイン系の企業メタロ・グループを投資ファンドから買収することで合意したと発表した。

金属含有量の少ない廃材から非鉄金属をリサイクルする事業に特化している。

アウルビスは同社の買収により、銅、ニッケル、スズ、亜鉛、鉛のリサイクル分野でポートフォリオを拡充する。

ドイツ経済ニュース速報

LiDARのヘッドランプ搭載で小糸が独社と協業

小糸の自動車照明技術とブリックフェルトのLiDAR技術を組み合わせることで、LiDARをヘッドランプの統合部品として車両に搭載できるようにする。

自動運転やIoTに対応できる最新のLiDAR技術を提供している。

同社はLiDARの小型化技術を持っており、自動車メーカーは同社製LiDAR搭載の自動車照明を採用することで、デザインを変更することなくRiDARのセンサー機能を車両に投入できるようになる。

ドイツ経済ニュース速報

BASFが広東省にエンプラ・TPU施設建設

化学大手の独BASFは21日、広東省湛江にエンジニアリングプラスチックのコンパウンド施設と熱可塑性ポリウレタン(TPU)の生産施設を建設する意向を明らかにした。

同エンプラ施設は生産能力が6万トンで、2022年から操業を開始する。

BASFは昨年7月、同フェアブント拠点を広東省に建設することで同省政府と基本合意。

ドイツ経済ニュース速報

アルストムが燃料電池列車を独で受注、世界最大の27編成

鉄道車両大手の仏アルストムは21日、独フランクフルトを中心とする地域の公共交通機関ライン・マイン・フェアケーアスフェアブント(RMV)が実施した燃料電池列車の入札で落札に成功したと発表した。

RMVは2022年末から運行を開始する。

受注総額のうちアルストムが手にする金額は3億6,000万ユーロとなる。

ドイツ経済ニュース速報

発電設備のセンヴィオン、東芝が買収検討か

4月に民事再生手続きの適用を申請したドイツ系風力発電設備大手センヴィオンの買収を東芝が検討しているもようだ。

東芝のほか、シーメンスの風力発電設備子会社シーメンス・ガメサと米投資会社ブラックストーンも買収に関心を示しているという。

ブラックストーンは民事再生手続きの適用申請前に買収を打診したものの、債権者の同意を得られずとん挫した経緯がある。

ドイツ経済ニュース速報

ドイチェ・メッセが中小企業向けIT見本市開催

独見本市会社ドイチェ・メッセは20日、新しいIT見本市を来年に開催すると発表した。

そのひとつとしてドイツ語圏の中小企業を対象としたIT見本市を行うことにした。

CeBITはベルリンで開催されるコンシューマーエレクトロニクス見本市「IFA」や、西バルセロナの通信業界見本市「モバイル・ワールド・コングレス」に顧客企業が流出したほか、有力メーカーが自社見本市を開催して多くの企業が集まる一般的な見本市に参加しなくなったことから衰退。

東欧経済ニュース速報

ウクライナ新大統領が就任、議会解散・前倒し選挙の実施を表明

ただ、政府は前倒し選挙を阻止する策をとっており、新大統領による議会

交渉を行い、この期間に大統領が議会を解散することはできない。

大統領は、このため、「すでに3年前に連立が解消されており、30日間の交渉期間
も過ぎている」とし、解散できると説明している。

ドイツ経済ニュース速報

半導体のインフィニオンが華為への製品供給を一部停止

華為を対象とした米国の制裁を踏まえた措置で、広報担当者は20日、英字誌『ニッケイ・アジア・レビュー』の報道を半ば追認する形で、米国で製造する製品の引き渡しを凍結したことを明らかにした。

インフィニオンは米国で製造する製品がこの規制の対象になると判断し、一部製品の供給を停止した。

華為への製品供給を部分停止したインフィニオンの措置についても「企業の決定にはコメントしない」との立場を表明した。

ドイツ経済ニュース速報

三和HDが欧州ヒンジドア事業強化へ、独子会社通して買収

三和ホールディングスは20日、ヒンジドアの製造・販売を手がけるスウェーデン企業ロバストの株式100%を取得し傘下に収めたと発表した。

完全子会社の独ノボフェルムグループを通してロバストを買収した。

ノボフェルムグループは独レースに本社を置き、ガレージドア、産業用ドア、ヒンジドアを製造している。

ドイツ経済ニュース速報

1-3月建設許可2.8%減少、業界団体は規制強化を批判

都市部を中心とする住宅不足は解消されていないにも関わらず、同許可件数が減少したことから、不動産、建設業界からは、住宅規制の強化を受けて新規投資を見合わせるケースが増えているとの批判が出ている。

新築住宅は3.4%減の6万5,741件へと後退した。

1世帯住宅は2万1,228件で、2.3%増加した。

ドイツ経済ニュース速報

電動キックボードが独で解禁、歩道は走行できず

州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は17日、電動キックボードの公道走行条件を定めた連邦政府の政令案を一部修正のうえで可決した。

同案では電動キックボードを最高時速12キロ未満のものと12キロ以上のものに区分したうえで、12キロ未満のものは歩道、12キロ以上のものは自転車道・レーンを走行することになっていた。

交通省と協議したうえで、電動キックボードはすべて自転車道・レーンを走行し、歩道走行は認めない内容へと政令案を修正した。

ドイツ経済ニュース速報

VWグループ販売8カ月連続減に、4月減少幅6.6%に拡大

北米は7万6,600台で、4.1%減少した。

主要ブランドでは商用車のスカニア(18.2%増の8,900台)、乗用車のポルシェ(11.2%増の2万5,200台)、セアト(1.8%増の5万1,000台)を除いて減少。

販売台数がダントツで多いVWブランド乗用車は6.2%減の48万7,400台、高級乗用車アウディは12.8%減の14万300台、チェコ大衆車子会社シュコダは10.5%減の9万5,900台へと落ち込んだ。

ドイツ経済ニュース速報

HLが中国でドローン配達、外資初のプロジェクトを億航と共同で開始

ドローンは同センターと顧客宅にそれぞれ設置されたステーション間を飛行する。

ドローンは億航の最新モデル「ファルコン」を利用する。

中国南部の人口密集地域では物流需要と乗用車利用の急増を背景に渋滞が頻発していることから、DHLはドローンを用いることで、輸送時間を大幅に削減する。

ドイツ経済ニュース速報

吉利汽車が独にR&D拠点開設

中国自動車大手の吉利汽車は16日、ドイツに研究開発(R&D)拠点を開設したと発表した。

同社は中国と欧州にR&D拠点を展開している。

技術者数は2万人強で、そのうち2,500人は電動車分野の活動に従事している。

ドイツ経済ニュース速報

独観光スタートアップ、SVFなどから約5億ドル調達

観光客向けのアクティビティや博物館予約の仲介プラットホームを運営する独スタートアップ企業ゲットユアガイドは16日、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)を中心とする企業連合が同社に4億8,400万ドル出資したと発表した。

ゲットユアガイドは今回、獲得した資金をもとに事業の拡大を進め、大プレイヤーへと成長する考えだ。

レック社長によると、これら3社は同社を10億ドル強と評価して出資しており、合計の出資比率は50%弱に上るもようだ。

ドイツ経済ニュース速報

温室効果ガスの衛星観測で日欧が協業

その実現に必要となるデータを得るため、締約国は統計データから算出した自国の温室効果ガス排出量の一覧表(インベントリ)を作成し、報告することが義務づけられている。

地球全体を均一に測定できる衛星から得られたデータは、地上観測で得られたデータを補完し、各国が報告するインベントリの正確性を確認する科学的根拠となることから、JAXAとEUMETSATは今回の協定を結んだ。

今回の協定締結により、排出源に近い地表面付近の温室効果ガス濃度分布の推定に必要な衛星データの精度を向上させるための協力体制が構築されたことから、国をまたいだ地球規模での観測体制が一段と進展する見通しだ。

ドイツ経済ニュース速報

独経済3四半期ぶりプラス成長、1~3月は0.4%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した2019年第1四半期(1〜3月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.4%増(暫定値)となり、3四半期ぶりにプラス成長を確保した。

GDPは昨年第3四半期(7〜9月)に前期比0.2%減となり、14四半期(3年半)ぶりにマイナス成長へと転落。

第1四半期のGDPは前年同期比では実質0.7%増(物価・営業日数調整値)となった。

ドイツ経済ニュース速報

化学業界に景気低迷の影響、第1四半期売上1.1%減に

独化学工業会(VCI)が15日発表した独化学・製薬業界の1-3月期(第1四半期)の売上高は営業日数・季節要因調整後の実質で前期比1.1%減の483億ユーロへと落ち込んだ。

世界的な景気低迷が反映された格好で、国内売上が2.6%減、国外が同0.2%減とともに落ち込んだ。

業界生産高は前期比で実質0.5%増加し、3四半期ぶりに拡大した。

ドイツ経済ニュース速報

ダイムラーがハンガリー新工場の開設先送り

自動車大手の独ダイムラーがハンガリーの新乗用車工場の開設を先送りする。

ダイムラーはハンガリー中部の都市ケチケメートにメルセデスブランドの乗用車工場を2012年に開設した。

ダイムラーの広報担当者は「恒常的に行っている生産ネットワークの最適化に基づいて(生産能力の)拡張を先送りした」と回答するにとどめ、新工場開設先送りの具体的な理由を明らかにしなかった。

ドイツ経済ニュース速報

銀行・会計事務所などに立ち入り捜査、脱税捜査で

独フランクフルト検察などは15日、銀行や会計事務所を対象に立ち入り捜査を実施した。

租税回避地を利用した脱税の捜査の一環で、同検察はドイツ銀行を対象とした昨年11月の立ち入り捜査の延長線上の措置だと説明した。

同行は声明を発表し、捜査は個人を対象としたもので、ドイツ銀は対象になっていないと強調。

東欧経済ニュース速報

ロスネフチ、1-3月期は61.7%増益

月期(第1四半期)の純利益が前年同期比61.7%増の1,310億ルーブル(20億ドル)

の同社に対する債権額は昨年末の230億ドルから3月末には180億ドルに縮小した。

年末の20億ドルから3月末には14億ドルまで縮小した。

ドイツ経済ニュース速報

VWが電池セル量産へ、商用車子会社は夏休み前にIPO

経営資源を乗用車分野に絞り込む戦略を具体化するもので、今後本格化する電気自動車(EV)攻勢に向けて車載電池を自ら生産するほか、商用車子会社トレイトンの新規株式公開(IPO)を夏季休暇前に実施する意向だ。

電動車を開発しても電池が不足すれば車両を生産・販売できないためだ。

VWは同日、グループの複数ブランドの車両を生産する工場を欧州に建設するための具体的な交渉を開始することも決議した。

ドイツ経済ニュース速報

バイエルの日焼け止めクリームをバイヤスドルフが取得

スキンケア用品大手の独バイヤスドルフは13日、独製薬大手バイエルから日焼け止めクリーム「コパトーン」事業を取得することで合意したと発表した。

米国の日焼け止めクリーム市場への参入を果たし、北米事業を強化する狙い。

コパトーン事業の昨年の売上高は2億1,300万ドルだった。

東欧経済ニュース速報

リトアニア大統領選、26日決選投票に

12日に実施されたリトアニア大統領選挙の第1回投票は、中道右派の祖国連合=キ

第1回投票の得票率はシモニーテ氏が31.2%、ナウセーダ氏が30.1%だった。

イテ大統領と一致しており、選挙が外交に与える影響は小さいと予想される。

ドイツ経済ニュース速報

39年までにカーボンニュートラル実現、ダイムラー次期社長が目標設定

独自動車大手ダイムラーのオラ・ケレニウス次期社長は13日、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする「カーボンニュートラル」を乗用車部門メルセデスベンツ・カーズで2039年までに実現するとの目標を打ち出した。

CO2削減目標で一定基準を満たしたサプライヤーからのみ部品を調達することにする。

顧客が電動車を購入しても、火力発電で作り出された電力を利用したのではカーボンニュートラル効果を得られないことから、同社は再生エネに特化した充電スタンドを顧客がアプリで簡単に探し出せるようにするなどの取り組みを行う。

ドイツ経済ニュース速報

AV搭乗者の安全性確保へ、ZFがソフト会社買収

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは13日、人の動きを把握・分析するソフトウエアの開発事業者である独シミ・リアリティ・モーション・システムズの資本90%を取得し子会社化すると発表した。

自動運転車(AV)の搭乗者の安全性を確保できるようにする狙い。

搭乗者の安全を確保するためには体格のほか、乗車時の姿勢の把握が必要不可欠であることから、AVでは搭乗者の姿勢、動きをリアルタイムで把握・分析することが極めて重要になる。

ドイツ経済ニュース速報

モンサント買収でバイエルに新たな火の粉、批判者のリスト作成が判明

米農業化学大手モンサントが同社に批判的なジャーナリストなどのリストを作成していた問題で、同社を買収したライフサイエンス大手の独バイエルは12日、その事実を認めて謝罪するとともに、外部の法律事務所に調査を依頼することを明らかにした。

バイエルはこれを受けて声明を発表し、外部の法律事務所に調査を委託する意向を表明した。

法律事務所は事実関係の把握し、モンサントのリスト作成が倫理に反していなかったか、および法令に抵触していなかったかを吟味。

ドイツ経済ニュース速報

ティッセンがタタとの鉄鋼合弁断念、会社2分割も取り止め

独複合企業ティッセンクルップは10日、同社と印タタ製鉄の欧州鉄鋼事業を合弁化する計画を断念すると発表した。

ティッセンとタタはこれを受けて、両社の欧州鉄鋼事業を合弁化することで2017年9月に基本合意した。

ティッセンは昨年9月、欧州鉄鋼事業を合弁化するだけでは不十分だとする主要株主の批判を受けて、同社を工業会社ティッセンクルップ・インダストリアルズと素材会社ティッセンクルップ・マテリアルズへと分割し、ともに上場株式会社とする計画を打ち出した。

ドイツ経済ニュース速報

EV専用車台採用モデルの第一弾、VWが予約販売開始

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8日、VWグループの電気自動車(EV)専用車台である「MEB」を採用したコンパクトカー「ID.3」の事前予約受付を欧州で開始した。

VWは今後、EVの車種を大幅に増やしていく計画で、2028年までにMEB採用車を2,200万台、販売する目標だ。

事前予約では3万台限定の特別車を販売する。

ドイツ経済ニュース速報

米ファラシスが独に車載電池工場

独東部ザクセン・アンハルト州は8日、電池大手の米ファラシス・エナジーが同州に車載電池工場を建設すると発表した。

ライプチヒ北部のビターフェルト・ヴォルフェンに同社初の欧州工場を設置し、リチウムイオン電池セルとモジュール、電池パックを生産する。

最低600人を雇用する。

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