タカタ、BAEから米・独子会社を買収

自動車用安全システムメーカーのタカタ(東京都港区)は12月26日、英防衛大手のBAEシステムズと同社子会社のBAEシステムズ・セーフティ・プロダクツ(米国)およびシュロート・セーフティ・プロダクツ(ドイツ)を総額3,200万米ドルで買収することで合意したと発表した。同取引は当局の認可を経て成立する。

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買収する2社は、航空機やレーシングカー用のセーフティーベルトなど乗員安全装置を開発・製造している。タカタは両社の買収により、乗用車以外の安全システム分野に事業を拡大していく方針を示している。

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シュロートはフォーミュラ1(F1)用のシートベルトや、航空機用および軍事車両用の安全ベルトなどを生産。従業員数はドイツが約90人、フロリダ工場が約60人の規模。

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シュロートは今後、タカタの欧州子会社であるタカタ・ペトリ(ドイツ、本社:アシャッフェンブルク)に統合される。タカタ・ペトリはドイツに開発拠点を3カ所、工場も3カ所を持つ。従業員数は約3,500人。

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