ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)を中心とする欧州の研究機関や企業が参加するバイオマス研究プロジェクト。
\生物由来の廃棄物から様々な中間製品を製造し、燃料のほか、電力や熱、メタノールやエチレンなどの化学物質、樹脂などに加工することを目指す。
\期間は2012年1月1日~2015年6月30日までの3.5年。予算725万ユーロのうち、欧州連合(EU)が第7次研究枠組み計画(FP7)の一環として509万ユーロを支援する。
\ \同プロジェクトはKITが実施するバイオ燃料の研究プロジェクト「Bioliq」を補完する役割も果たしている。Bioliqではわらなどの生物由来の廃棄物からディーゼル燃料やガソリン燃料を生産する研究に取り組んでおり、BIOBOOSTで製造した中間物質を試験したり評価する計画という。
\一方、BIOBOOSTでは、バイオマス由来の中間物質を製造し、燃料のみにとどまらず幅広い分野に投入することを目的としている。また、製造プロセスの経済性や物流ネットワークの改善、環境負荷などを調査することにより、生物由来の廃棄物やバイオマスの効率的な活用についても研究する。
\ \同プロジェクトには、KITのほか、フィンランド、オーストリア、ドイツ、オランダ、ギリシャ、ポーランドから企業や研究機関が参加している。
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