ドイツの自動車雑誌『Auto Motor und Sport』がこのほど発表したブレーキ性能比較テストで、上位25車種のうち21車種が伊ブレンボのブレーキシステムを採用していたことが明らかになった。
\『Auto Motor und Sport』は、フェラーリ、BMW、マセラティ、レクサス、メルセデス、ポルシェ、アウディ、アストンマーチン、ランボルギーニ、アルテガなど高級車ブランドを対象に、時速100キロメートルから停止するまでの制動距離を比較した。その結果、上位25車種のうち21車種がブレンボのアルミモノブロックキャリパーを装備していた。ブレンボを代表する製品であるこのキャリパーは、優れたモジュラビリティと軽量を特徴とする。また、15車種がブレンボのブレーキディスクを採用し、その内訳はカーボンセラミック(CCM)ディスクが13車種、デュアルキャストディスクが2車種だった。CCMディスクは、ブレンボと独炭素製品大手SGLカーボンの合弁会社であるブレンボSGLカーボンセラミックブレークスが開発したもの。デュアルキャストディスクは、CCMディスクと比較して構造が単純で、従来製品よりも15~20%軽量化されているのが特徴だ。
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