メキシコの複合企業、グルポKUOはこのほど、子会社のTransmisiones y Equipos Mecanicos(Tremec)を通して、スイスのホルビガーグループからベルギー子会社のホルビガー・ドライブトレイン・メカトロニクス(ロッペム)を買収したと発表した。
\ホルビガーグループによると、ホルビガー・ドライブトレイン・メカトロニクスはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)向けのメカトロニクスやソフトウエアを開発している。欧州の大手トランスミッションメーカーを顧客に持つ。2010年の売上高は約1,700万米ドルだった。
\ホルビガーは今後、マニュアルトランスミッションやDCT向けのシンクロナイザーの開発・生産事業に経営資源を集中する方針を示している。一方、グルポKUOは今回の取引により、DCT事業への参入を加速する。グルポKUO(従業員数:約1万6,000人)の売上高は約21億米ドル。自動車事業のほか、パーティクルボード(木材を砕いた小片と接着剤を混合して板状に成形したボード)、合成ゴム、エラストマー製品、食品、航空宇宙、バイオエネルギー事業などを展開している。
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