独自動車部品大手のボッシュは24日、米SPXコーポレーションから自動車故障診断装置などを製造・販売するSPXサービスソリューションズを買収すると発表した。1月23日にニューヨークで契約に署名した。買収価格は11億5,000万米ドル(約8億8,300万ユーロ)。ボッシュは今回の取引により自動車のアフターマーケット事業を強化する。
\SPXサービスソリューションズは診断装置やサービスツール、自動車整備用工具やアフターマーケット市場向けのソフトウエアなどを開発・製造・販売している。米ミシガン州のウォレンに本部を置き、米国、ドイツ、フランス、中国など世界17カ国に約2,700人の従業員を持つ。2011年の売上高は約9億2,000万米ドル(約6億6,000万ユーロ)。ボッシュの自動車アフターマーケット事業部門にとっては過去最大の企業買収となる。
\ボッシュはSPXサービスソリューションズの買収により、診断装置事業で大手に躍進。特に北米市場における当該事業のプレゼンスを大幅に強化できる。また、アジア・太平洋地域、欧州市場においても自動車メーカー向けの診断・修理設備事業を強化する方針を示している。
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