米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルは新たなLEDヘッドライトを開発している。同ヘッドライトはマトリックスライトで、4セグメントに分かれており、各セグメントは4つのLED光源で構成されている。これにより、256種類の照明バリエーションを可能としている。同ヘッドライトは現在、プロトタイプを使った実証試験を実施しており、今後数年以内に順次、オペル車に採用していく方針という。
\開発中のライトは、フロントガラスとバックミラーの間に設置されたカメラの映像により前方の様子を認識する。夜間走行時の基本設定がハイビームとなっており、前方車両や対向車を認識すると当該部分の照明を自動的に暗くして幻惑を防ぐ。一方、その他の部分は明るく照らしているため周囲の状況を把握しやすく夜間走行の安全性が高まる。また、エネルギー消費量はハロゲンランプの半分にとどまるという利点もある。
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