ロシアの自動車最大手アフトワズのトリヤッチ工場で4日、ルノーと日産自動車との共同の生産ラインが稼働を開始し、プーチン首相ら要人が出席して記念式典が開かれた。
\新しい生産ラインは提携している3社が4億ユーロを投じて完成させたもので、年間35万台の生産能力を持つ。まずアフトワズの「ラーダ」ブランドの新型車2車種を生産し、今年後半には日産車、2013年からはルノー車の生産もスタートする。
\ルノー・日産のゴーン最高経営責任者(CEO)は、「3社の協力関係は日増しに深まっている」と指摘。「これはすべての当事者に利益をもたらしており、ロシアが欧州の成長エンジンとなるのに伴いそのメリットは加速する」とコメントした。
\3社は昨年、ロシアで87万8,990台を販売、市場シェアは33%だった。ルノーは15年までに3社合計で160万台を販売し、シェアを40%に高める計画を掲げている。
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