仏自動車部品大手フォルシアは3日、フォード・モーター傘下の部品事業子会社オートモーティブ・コンポーネンツ・ホールディングス(ACH)から米ミシガン州サリーンにある内装トリム部品工場を取得したと発表した。この取引によりフォルシアは北米で最大の内装システムサプライヤーとなる。
\サリーン工場はコックピットモジュール、インストルメントパネル、ドアパネル、センターコンソールなどを生産し、北米全土のフォードの組立工場に供給している。年間売上高は11億米ドル。
\フォルシアはまた、フォードのサプライヤーであるラッシュ・グループと合弁会社を設立する。新会社デトロイト・マニュファクチャリング・システムズ(DMS)はラッシュ・グループが55%、フォルシアが45%を出資。500人を雇用し、サリーン工場で行っている射出成形やトリム部品のアセンブリとシーケンスを移管する。移管作業は今夏にスタートする予定だ。
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