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2012/6/1

企業情報 - 部品メーカー

独バイエル・マテリアルサイエンス、形状記憶樹脂を開発

この記事の要約

独化学大手バイエル・グループの子会社バイエル・マテリアルサイエンスはこのほど、連邦材料試験局(BAM)と共同で形状を記憶できる熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)を開発したと発表した。\ 新製品「Desmopan DP 2 […]

独化学大手バイエル・グループの子会社バイエル・マテリアルサイエンスはこのほど、連邦材料試験局(BAM)と共同で形状を記憶できる熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)を開発したと発表した。

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新製品「Desmopan DP 2795A SMP」(SMP=Shape Memory Plastics)は、一定の形に成形した後、温度が摂氏40度の環境になると元の形状に戻る性質を持つという。

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バイエル・マテリアルサイエンスでTPUの開発事業を統括するユルゲン・ヘッティヒ氏は新製品の投入分野について、「当社では工作機械、自動車、繊維、スポーツ、レジャー、玩具、航空・宇宙産業など幅広い分野に活用できると予想している」と述べたうえで、自動車分野では例えば、車体の傷をドライヤーで温めて修理するといった技術が考えられると説明している。

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同社によると、TPUは可塑剤や加水分解剤が含まれていないため、食品の包装材にも使用できるという。TPUはこのほか、耐摩性や伸縮性、化学物質への耐性に優れるという特徴があるとしている。

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