欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2012/6/1

企業情報 - 部品メーカー

シェフラー、第1四半期は増収も減益

この記事の要約

独自動車部品大手のシェフラーが5月29日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITベース)は4億100万ユーロにとどまり、前年同期から7,100万ユーロ減少した。減益は、生産能力を拡張する設備投資 […]

独自動車部品大手のシェフラーが5月29日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBITベース)は4億100万ユーロにとどまり、前年同期から7,100万ユーロ減少した。減益は、生産能力を拡張する設備投資が2倍以上に増えたことや比較対象の11年が大幅増益だった反動によるもので、事前の予測通りとなった。売上高は6%増の28億5,800万ユーロに拡大。とくに北米、アジア/太平洋の事業が好調で全体をけん引した。

\

主力の自動車部門の売上高は19億3,800万ユーロ(6.4%増)。EBITは2億4,500万ユーロ(5,600万ユーロ減)だった。産業部門の売上高は9億500万ユーロ(5.7%増)、EBITは1億5,600万ユーロ(1,500万ユーロ減)となっている。

\

営業活動によるキャッシュフローは、1,200万ユーロ増の1億3,700万ユーロに改善した。一方、投資増と債務借り換えの費用が響き、フリーキャッシュフローは1億700万ユーロのマイナスに後退した。純負債額は72億ユーロと前の期(71億ユーロ)とほぼ同じ規模だったが、社債発行と債権団からの融資により計35億ユーロの資金を調達することに成功し、債務の重圧感から幾分改善されたことになる。

\
企業情報 - 部品メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |