独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、チェコのイチーン工場で生産するブレーキブースターの累計生産が6日で1億個を突破したと発表した。1995年の工場開設から17年で達成した。
\コンティネンタルのイチーン工場はシャシー&セーフティ部門の油圧ブレーキ事業に属し、ブレーキブースターの生産拠点としては同社最大。現行の生産能力は年約1,000万個に上り、欧州域内の顧客に製品を供給している。また、1995年以来雇用の創出にも貢献しており、現在地域で最大の雇用主となっているという。
\コンティネンタルは事故の防止や被害を軽減するためのセーフティシステム開発に力を入れている。同社のラルフ・クラーマー・シャシー&セーフティ部長は「ブレーキブースターはABSや横滑り防止装置(ESC)、運転アシストシステムといった先進的なセーフティシステムになくてはならない部品で、需要は右肩上がりで伸びている」と述べ、将来のさらなる成長に期待感を示した。
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