独自動車部品大手のフロイデンベルクは自動車部門の組織を再編する。同社の防振・防音部品製造子会社Vibracousticとトレルボルグ（スウェーデン）の自動車防振事業を統合する合弁会社を設立し、今年第3四半期から営業を開始するほか、ブレーキ用精密成型部品事業を独自動車部品大手コンティネンタルの子会社に売却する。フロイデンベルクが15日、明らかにした。
\フロイデンベルクとトレルボルグは昨年12月、折半出資で防振システム事業の合弁会社を設立する覚書（MoU）に署名し、今年2月に正式に合弁契約を締結した。合弁会社の設立により、製品ラインアップを拡充するとともに、国際事業をさらに強化する。新会社の名称は「トレルボルグ・ヴィブラコースティック」となり、本社を独ダルムシュタット近郊に置くことになった。
\また、ブレーキ用精密成型部品事業については、フランスのアンドレジュー工場とドイツのオーバーヴィール工場、およびメキシコのケレタロ工場をコンティネンタル子会社のコンチテック・バイブレーション・コントロールに売却する。取引の成立にはカルテル当局の認可が必要となる。
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