仏PSAプジョー・シトロエンは25日、2012年上半期(1~6月)決算で8億1,900万ユーロの最終赤字を計上したと発表した。前年は8億600万ユーロの黒字を確保していた。新車販売の不振が業績悪化の主因。グループ全体の売上高は前年比5.1%減の約296億ユーロ。うち、自動車部門は10.5%減の202億300万ユーロに落ち込んでいる。新車販売に限定すると12.9%減の147億7,800万ユーロになるという。
\同社は7月半ば、経営悪化を受けて合理化策を発表。工場閉鎖などにより、2014年までに従業員8,000人を削減する計画を明らかにした。
\決算発表ではさらに、業績改善に向けた措置として2015年までに15億ユーロのコストを削減する計画を発表した。資本・業務提携した米ゼネラルモーターズ(GM)との相乗効果や投資圧縮などで達成する計画で、2014年末までに収支トントンへの回復を目指す。
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