ドイツのバーデンビュルテンベルク(BW)州にある太陽エネルギー・水素研究所(ZSW)は20日、リチウムイオン電池に関連した主要企業や研究機関が参加する研究開発ネットワーク(KLiB)の支援を受けて、リチウムイオン電池の試験生産ラインを導入すると発表した。連邦教育研究省(BMBF)は同プロジェクトに2,350万ユーロを支援する。
\生産ラインはZSWのバッテリー技術実験室(eLaB)に2014年までに導入される。これに伴い、BW州の支援を受けてeLaBの拡張工事も行う。
\同試験生産ラインでは、容量20アンペア時(Ah)からの角型リチウムイオン電池の製造工程を研究・試験できる。同試験装置の利用により、開発した電池の本格的な量産に入る前に実際の生産ラインに近い状況で試験生産することができる。試験生産の成果は、セルの品質向上や、不良品率の低減、生産コストの削減などに生かしていく方針としている。
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