ブレーキシステム大手の伊ブレンボが7月31日発表した2012年上期(1~6月)決算は、純利益が前年同期比43.9%増の3,560万ユーロに拡大した。すべての事業部門が好調で、売上高は前年同期比11.0%増の7億260万ユーロ、利払い・税・償却前利益(EBITDA)は同9%増の8,840万ユーロとなった。
\売上高を部門別で見ると、主力の乗用車部門が前年同期比13.1%増の4億4,800万ユーロ、商用車部門が5.3%増の1億230万ユーロ、自動二輪車部門が8.5%増の7,960万ユーロ、レーシング部門が7.9%増の6,820万ユーロ、その他が63.7%増の450万ユーロだった。国別売上高は、イタリアが5.6%減の1億1,450万ユーロ、ドイツが19.3%増の1億6,290万ユーロ、英国が35.5%増の5,250万ユーロ、フランスが7.1%増の3,470万ユーロ、その他の欧州連合(EU)加盟国が4.0%減の8,920万ユーロ、インドが1.4%増の1,750万ユーロ、中国が5.2%減の2,680万ユーロ、日本が13.5%増の1,010万ユーロ、その他のアジア諸国が9.8%増の380万ユーロ、ブラジルが12.9%減の3,170万ユーロ、北米とメキシコが29.2%増の1億4,780万ユーロ、その他が413%増の1,120万ユーロだった。
\ブレンボのボンバッセイ会長は、上期の業績に満足感を表明したうえで、「南欧の自動車市場に影響を与える経済・金融危機の今後の展開を注視していく」とコメントした。
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