フランス自動車大手PSAプジョー・シトロエン・グループは20日、物流子会社ジェフコ(Gefco)の株式売却に向け、ロシア鉄道(RZD)と独占交渉を開始したと発表した。ジェフコの株式75%を8億ユーロで譲渡する方針。
\ジェフコは欧州で上位10社に入る大手物流企業で、32カ国で事業を展開し、従業員数は1万300人。2011年の売上高は37億8200万ユーロ、営業利益は2億2300万ユーロ(約223億円)だった。欧州自動車市場の不振が響き業績が低迷しているPSAは2015年までに約15億ユーロ規模の資産売却を計画しており、その一環としてジェフコの株式売却を決めた。
\なお、PSAは7月に資本提携する米ゼネラル・モーターズ(GM)と欧州の物流事業を統合することで合意。GMは傘下の独オペル、英ボクソール、シボレー、キャデラックなどの物流事業の大半をジェフコに移管することになっている。
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