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2012/10/12

企業情報 - 自動車メーカー

トヨタの欧州販売好調、第3四半期は13%増

この記事の要約

トヨタ自動車の欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)は9日、2012年第3四半期(7-9月)の欧州販売が20万6,643台となり、前年同期に比べ13%増加したと発表した。内訳はトヨタブランドが19万4, […]

トヨタ自動車の欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)は9日、2012年第3四半期(7-9月)の欧州販売が20万6,643台となり、前年同期に比べ13%増加したと発表した。内訳はトヨタブランドが19万4,848台、レクサスが1万1,795台だった。1~9月の累計で前年同期比6%増の64万2,543台(トヨタ:60万7,294台、レクサス:3万5,249台)を販売した。昨年からの新モデル攻勢が販売好調に現れているという。

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第3四半期の販売のうちハイブリッド車(トヨタおよびレクサス)は3万3,370台(前年同期比75%増)で全体の16%を占めた。2000年に欧州市場にハイブリッド車を投入してから累計で47万台を販売した。

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第3四半期の販売実績をモデル別にみると、トヨタでは「ヤリス」と「ヤリス・ハイブリッド」が好調で、ヤリス全体では前年同期比50%増の4万4,095台に拡大した。「カムリ」も82%増の1万464台と大幅な伸びを示した。レクサスの第3四半期の販売は前年同期比13%増の1万1,795台に拡大。「GS」が同1,612台と好調で、1~9月の累計では3,357台となった。「RX」も同50%増の4,186台に伸び、累計では1万1,191台を販売した。

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■ トヨタ、欧州で電池の現地生産も視野

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トヨタ自動車のドイツ現地法人(トヨタ・ドイッチェラント)の保田俊朗社長は独経済紙『ハンデルスブラット』(9日付け)のインタビューの中で、欧州市場でハイブリッド車の高い需要が今後も続くようであれば、車載電池を欧州で現地生産することも視野に入れる必要があるとの見解を示した。欧州では燃料価格の上昇を受け、ハイブリッド車に対する関心は高まっており、小型車「ヤリス」のハイブリッド車は納車まで4カ月ほど待たなければならない状況という。

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