仏自動車部品大手のフォルシアが10月23日発表した2012年7-9月期（第3四半期）連結決算の売上高は40億8,600万ユーロとなり、前年同期比で7.9％増加した。南北アメリカ、アジアなど欧州域外の事業がけん引した。製品の売上高は12.3％（調整済みプロフォーマ・ベースでは3.2％）増の32億1,700万ユーロだった。
\地域別の製品売上高は、北米が9億6,400万ユーロ（調整済みベースで19.2％増）、南米が1億8,200万ユーロ（同9.7％増）、アジアが3億4,800万ユーロ（同9.9％増）と好調だった一方、主力の欧州市場は同4.2％減の16億7,500万ユーロに後退した。その他の地域も同8.4%減の4,700万ユーロに落ち込んだ。
\事業部門別の製品売上高では、自動車シート部門が11億7,700万ユーロ（同2.3％増）、内装システム部門が8億9,000万ユーロ（同7.7％増）、排ガス制御技術部門が7億6,900万ユーロ（同2.2％増）と増収を確保したものの、自動車エクステリア部門は0.5％減の3億8,100万ユーロに低迷した。
\フォルシアは欧州事業の低迷を受け、12年通期の営業利益見通しを「5億6,000万～6億1,000万ユーロ」から「5億ユーロ以上」に下方修正した。
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