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2012/11/2

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、通期業績予想を堅持

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは10月31日の2012年第3四半期(7~9月)の決算報告で、2012年の通期予想を堅持した。売上高で前年比7%以上増の325億ユーロ以上、EBITベースの売上高利益率で好調だった前年の […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは10月31日の2012年第3四半期(7~9月)の決算報告で、2012年の通期予想を堅持した。売上高で前年比7%以上増の325億ユーロ以上、EBITベースの売上高利益率で好調だった前年の実績を上回ると見込んでいる。

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第3四半期の売上高は5.4%増の81億3,430万ユーロ。営業利益(EBIT)も17.2%増の7億4,510万ユーロに拡大した。足元の欧州市場では財政危機による景気低迷の影響で需要が落ち込んでいる一方、米国と中国を中心とする北米およびアジア市場が好調であるという。

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同社のエルマー・デーゲンハルト社長は今後について、第4四半期(10~12月)も売上高で少なくとも第3四半期と同水準を確保できる、との見解を示す一方、「道のりはより険しくなる見通しであり、市場動向を引き続き注視していく」との慎重な姿勢も示した。

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また、独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同社のヴォルフガング・シェーファー財務担当取締役は今後について、自動車の安全、環境、情報技術(IT)など需要の高い分野で市場成長を上回る成長を目指していく方針を明らかにしている。

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