仏タイヤ大手ミシュランが発表した2012年7-9月期の売上高は、前年同期比5.7%増の54億3,600万ユーロに拡大した。欧州債務危機による景気低迷の影響でタイヤの販売量は3.5%落ち込んだものの、価格政策やコスト削減、ブランドミックスの効果により増収を確保した。
\部門別の売上高は、乗用車・軽トラック部門が前年同期比5.0%増の27億9,700万ユーロ、トラック部門が2.7%増の17億7,500万ユーロ、特殊部門(建機、航空機など)が15.5%増の8億6,400万ユーロだった。
\ミシュランは12年通期について、販売量が前年から5%減となるものの、下半期の原材料費の値下がりで連結営業利益が増益となるとの見通しを確認した。
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