英電力・ガス大手ブリティッシュ・ガスは11月22日に発表した調査報告書で、今後英国で最も電気自動車(EV)の普及が期待される都市として、ロンドンやグラスゴーなど5カ所を挙げた。
\この報告書は、情報サービス大手エクスペリアンによる消費者分類「グリーンセグメンツ」に基づき、将来のEV需要の展望を示したもの。グリーンセグメンツは環境や気候変動に対する関心や態度によって消費者を10のグループに分類している。ブリティッシュ・ガスはこの分類を利用してEVを購入に熱心な消費者のタイプを割り出し、こうしたタイプの消費者が多く居住している都市をリストアップした。これによると、今後EVの普及が期待される都市のトップはロンドンで、以下、グラスゴー、エジンバラ、エプソム、ブライトンが続いた。
\市場調査会社フロスト&サリバンによると、2020年までに英国で販売される自動車の1割をEVが占めると予想される。世帯数に換算すると、約120万世帯がEVを保有することになるという。
\ブリティッシュ・ガスは日産・ルノー、トヨタ、ボクソール、三菱自動車、日立キャピタルのオートリースから家庭用EV充電器のサプライヤーに指名されており、家庭用EV充電器市場で7割のシェアを誇る。
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