韓国の現代自動車傘下の起亜自動車は2日、ペーター・シュライヤー最高デザイン責任者(CDO)を社長に昇格させる人事を発表した。同社の社長に外国人が就任するのは初めて。
\シュライヤー氏は59才。独フォルクスワーゲン(VW)グループでVW「パサート」やアウディ「TT」のデザインを手がけた後、2006年に起亜自に入社。起亜ブランドのファミリールックとなった「タイガーノーズグリル」の導入で成功を収め、SUVの「スポーテージ」、「シード」、「オプティマ」などのヒット作を世に送り出した。
\キア・モーターズ・ヨーロッパのBenny Oeyen副社長(マーケティング・製品プランニング担当)は、シュライヤー氏の社長就任について、近年の起亜自の目覚しい成功をもたらしたデザインの分野における同氏の貢献が認められた結果だと指摘。「起亜ブランドをさらなる成功に導くデザインを重視した成長戦略を彼とともに進めることを楽しみにしている」とコメントした。
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