現代自動車グループは13日、現代自動車と起亜自動車のデザインセンター責任者にペーター・シュライヤー氏を任命したと発表した。グループのデザイン部門を合理化するとともに、両ブランドによるシナジー効果を生み出すのが狙い。
\シュライヤー氏は59才。独フォルクスワーゲン(VW)グループでVW「パサート」やアウディ「TT」のデザインを手がけた後、2006年に起亜自に入社。起亜ブランドのファミリールックとなった「タイガーノーズグリル」の導入で成功を収め、SUVの「スポーテージ」、「シード」、「オプティマ」などのヒット作を世に送り出し、先ごろ起亜自動車の社長に外国人として初めて就任した。
\現代自動車のヤン・ウンチョル研究開発担当副会長は、長期的な競争力を確保するためにはデザイン力の強化が欠かせないとの見方を示したうえで、「シュライヤー氏はグローバルな自動車産業からデザイン分野で豊かな経験をもたらし、現代自動車グループを深く理解している。価値あるクオリティは現代と起亜が世界をリードするトップメーカーとなるために必要な基盤を築く助けになるだろう」と語った。
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