会計監査・コンサルティング大手アーンスト&ヤング(E&Y)のまとめによると、ロシアの2012年の乗用車市場は約2兆3,300 億ルーブル(770億ドル)の規模となり前年に比べ21.9%拡大した。ただし、2011年の伸び率(50%増の約1兆9,000億ルーブル)と比べると成長は鈍化している。12月単月の自動車販売は前年同月比7%増の2億720万ルーブルで、2012年通期の1カ月当たりの平均販売高は1億9,400万ルーブルだった。
\E&Yは市場拡大の理由について、昨年3月のロシア大統領選挙を前に財政出動が増えたことや同国の主要輸出品目である石油の国際相場が1バレル当たり100ドル以上で推移したことなどが経済回復に寄与したため、と分析している。
\また、E&Yによると、2012年通期の乗用車の販売価格は平均79万3,600ルーブルで、前年に比べ10%(7万3,000ルーブル)上昇した。12月単月の販売価格の平均は81万8,600ルーブルだった。
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