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2013/2/8

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、1月は8.6%減

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した同国の2013年1月の乗用車新車登録は19万2,090台となり、前年同月に比べ8.6%減少した。\ 顧客別では個人の割合が33.9%と、前年同月の35.4%に比べ縮小した。燃料別で […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した同国の2013年1月の乗用車新車登録は19万2,090台となり、前年同月に比べ8.6%減少した。

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顧客別では個人の割合が33.9%と、前年同月の35.4%に比べ縮小した。燃料別では、ディーゼル車が全体の50.2%となり、ガソリン車のシェア(48.2%)を初めて上回った。電気自動車は362台、ハイブリッド車は1,768台、天然ガス車は364台、液化天然ガス車は583台だった。

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ブランド別に見ると、ドイツメーカーはメルセデス(前年同月比3.1%増)、BMW(10.6%増)、スマート(10.9%増)、ポルシェ(13.2%増)が好調だったのに対し、フォードは32.2%減、最大手のフォルクスワーゲン(VW)も13.3%減と振るわなかった。(次頁の表参照)

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日本勢は、マツダが17.1%増と大幅な2ケタ増を示したが、他の日本メーカーはいずれも前年同月を下回った。

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セグメント別では、ミニクラス(VW「Up」など)が11.5%増、オフロード車(ジープ「ラングラー」など)が9.3%増、新カテゴリーのSUV(BMW「X1」など)も6.0%増と好調だった。これに対して、上級中型車(BMW「5シリーズ」など)、上級クラス(メルセデス・ベンツ「CLS」など)、大型バン(フォルクスワーゲン「トゥーラン」など)は前年同月を30%以上も下回った。

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■ 1月の輸出は8%減、欧州域内の需要低迷

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独自動車工業会(VDA)によると、1月の輸出台数は前年同月比8%減の31万700台に後退した。欧州域内の需要低迷が響いたが、国外からの1月の受注は前年同月を4%上回っているという。生産台数は11%減の39万4,300台にとどまった。VDAでは、前年同月の生産が極めて好調であったことが大幅な減少の一因であると説明している。

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また、VDAによると、1月の新車登録台数では、国外ブランドが前年同月比16%減と販売を大きく落としたのに対し、ドイツメーカーは5%減にとどまった。

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※ KBAは1月から統計分類を変更した。従来はグループブランドとして一括していた部分をブランド別に分類する。例えば、BMWとMINI、トヨタとレクサス、ルノーとダチアは個々に登録台数をまとめている。また、セグメント別では、オフロード車(ジープ「ラングラー」など)とSUV(BMW「X1」など)を別のカテゴリーとした。

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